強い光のなかで、わたしは、うつらうつらと夢心地でいた。長い間、こうしているようでもあるが、ほんの短い間のことのようでもある。目を開けたいようでもあり、このまま、この心地よさの中にいるために、目を閉じたままにしたい気もしていた。それにしても、まぶしい。まぶしすぎる。目を閉じているのに、まぶしすぎる。だれかが呼んでいる。それにつられて、つい、目をあけた。見ず知らずの人たちが、わたしににこやかに話し掛けている。わたしのこの世への誕生らしい。また、同じ世である。意識が遠のいて行く。いったい何度目のこの世なのか?いいかげん、あきてしまった。
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