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短編の時間
2008年2月28日木曜日
36 音
その女は、音の中に生きていた。誰もいない音の中に。静かな世界に。長い間、独りでいたために、人というものを忘れてしまった。人の心を信じられなくなっていた。自分をも信じていなかった。信じられるものは、静かな音の世界だけだった。目に映るものがすべて汚れて見えた。吐き気を感じていた。ある夜、女は自分の目にかみそりをそっと入れた。
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45 さとるの一族
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12 時間の狭間
11 ピエロは泣いていた。
10 天使と悪魔が遊んでる
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にわとりが駆ける。
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少女は、池袋の街を歩いていた。 継続中
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