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短編の時間
2008年2月28日木曜日
43 右足
その人の右足は、不自由だった。生まれながらの不自由にはなれていたが、自分の足が不自由でなかったら、その女性を助けることができたのではないかと考えると、自分の情けなさにどうしようもなく、苛立ちを覚えていた。そんなおり、その女性は自らの命を終わりにしてしまった。女性の死を知った右足の不自由なその人は、自分の両足をナイフで刺しつづけた。血で足全体を赤く染めると、次はナイフを眼に差込み、目を抉り出し、次に左胸に差し込んだ。口元はなぜか、ほころんでいた。
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