2008年2月28日木曜日

30 橋

その質素な身なりの人は、いた。十数年前から、毎日かかさず、その小さな古橋のはきそうじをするようになっていた。山奥の、人もほとんど通らない橋である。竹ぼうきで、きれいにはきあげている。誰とも話そうとせず、ただ、黙々とはきそうじをし、きれいになると、どこかへ行ってしまう。

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