2008年2月28日木曜日
27 その存在
私は、深夜、マンションに帰ってきた。ドアの前で立ち止まり、部屋の中の気配をうかがう。これまで、部屋の中のものは、暗闇の中で、みじろぎもせずに、何もかもが、存在していると考えていたが、いつもがそうでもないと考えるようになっていた。なぜなら、ここ数日、ドアを開ける前に、耳をドアにおしつけて、中の気配を探ると何かの存在を感じ取れ、部屋の中のものが部屋の中を動き回っていることがあることに気づいたのである。しかし、部屋に入るとその存在の気配はなくなる。目には見えないが、何かが存在している。その存在しているものは、私にとってマイナスになるようでもない。プラスになるようでもない。存在しているだけかもしれない。その存在は、私のことを完全に知り得ていないようである。むしろ、私と同じ程度しか、知らないのではないのかとも、考えている。この空間をその存在と共有しているのではないのかと、いまは、考えている。いつか、その存在とコンタクトをとろうとしている。
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