2008年2月28日木曜日
39 宅配便
宅配便を待っている人がいました。いつも、待っていました。その人は、いつの日か、自分の知らない人から、とても、大事なものが送られてくると信じていました。本人もいつからなのか、なぜ、そう考えるようになったのかも知らないのだが、確実にそうなると信じていました。いろんな人々にもそのことを話していました。待つようになって、十数年が過ぎたとき、ついに、見ず知らずの人からの宅配便が届けられました。大喜びで、すぐに、開けてみると、中にも箱が、入っており、手紙がそえられていました。手紙には、その箱を持って東京駅である人に渡してほしいと書いてあり、指示どおりに東京駅でその人物を待っていました。約束の時間、正午ちょうど、駅の鐘が鳴り始めると同時に、その箱が爆発しました。その人の身体は無くなりました。
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