2008年2月28日木曜日

41 墓石

墓石を拭いてあげる人がいました。仕事ではなく、だれの墓かも知らない墓でも、ある墓はすべて、拭いていました。白いタオルで、磨くように、丁寧に丁寧に、隅々まで、きれいにしていました。人々が何故、そのようなことをするのかと尋ねても、本人は、ただ笑って、やりたいからしているだけと、いつも、いっていました。雨の日も、風の日も、墓石磨きをしているその人の名前は、だれも、知りません。

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